【生きるを学ぶ in ぽっけ】シリーズ 〜上手な病院との付き合い方〜

【生きるを学ぶ】シリーズ最終回の〜上手な病院との付き合い方〜を11月16日(木)に開催しました。人気シリーズでこの日も満席の熱気ムンムンの中、はらだ病院医療福祉相談室のメディカルソーシャルワーカーである山田純一氏(社会福祉士/精神保健福祉士)にお話いただきました~!

メディカルソーシャルワーカーを一言で言うと『包摂』と言う言葉になるそうですが聞きなれない言葉ですよね? 病気や怪我で日常から逸脱してしまった生活から今までいた日常を取り戻すと言う意味らしいです。この言葉が普及するよう活動してゆきたいと講師もおっしゃっていました。

分かりやすく具体例をあげての説明で皆さんとっても理解を深められたようです!その一部分を紹介しますと・・・。
< 仮想事例 >
医師:どうされましたか?
患者さん:ちょっとお腹が痛いんです。熱も少しあるし。。。
(中略)
医師:感染性腸炎の疑いがありますね。お薬出しておきますね。水分も十分摂って下さいね。
患者さん:あ、良かったです。。ちょっと心配だったもので。。。

これで万事OK!といきたいところですが、この患者さん大腸がんの手術を過去に経験しており、とってもとっても不安で、伝えたいこと、聞きたいことの何分の一も言えなかったんです。先生は本当のこと話してくれてるのかなぁ〜と疑心暗鬼にまでなってしまったり。。。
医師は専門性に基づく認識で患者さんに答え、患者さんは自分の経験に基づく認識で判断する。ここに専門職と患者さんとの病状認識における大きな格差(情報格差)がうまれるのです!

そこで、患者力をアップするための具体的なコミュニケーションの取り方や医師以外のスタッフ(メディカルソーシャルワーカーや看護師、リハビリスタッフなど)を利用し、自身のサポーターにするのが良いとのお話でした^o^ このテーマは聞きたい方が多いようですので、アンコール企画を今後考えたいです!